★Novel >> お花畑/柳沢 珂鳴

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クマタンとシルヴィはとっても仲良しです。
どこに行く時もいつも一緒にいます。
今日はぽかぽか暖かくて、クマタンとシルヴィは外に遊びに行きたくなりました。
「ご主人様〜」
シルヴィがおねだりするようにご主人様を見上げます。
クマタンも一緒です。
ご主人様は優しく微笑みました。
「そうだね。今日は天気もいいし、遊びに行こうか」
その言葉に二匹は大喜び。
どこに連れて行ってもらえるのかな?と瞳をキラキラさせています。

ご主人様が連れて来てくれたのは、綺麗な綺麗なお花畑でした。
辺り一面、見渡す限りに色とりどりのお花が咲いています。
「うわ〜!!」
「すっご〜い!!」
シルヴィとクマタンは楽しそうにお花畑を駆け回りました。

暫くすると、クマタンはとてもいい事を思いつきました。
「ねーシルヴィ、耳かして〜」
「なーに?」
不思議そうに首を傾げながら、シルヴィはクマタンに近付きます。
クマタンはシルヴィにこしょこしょと内緒話をしました。
シルヴィの目が輝いていきます。
「それいーね!」
クマタンの話を聞いたシルヴィがポンと手を叩きました。
「でしょー?」
そして二匹はにっこりと笑いあいます。
ご主人様は不思議そうにそんな二人を見守っていました。

シルヴィとクマタンはご主人様の近くから離れてお花畑の奥へと入っていきます。
「あんんまり遠くに行っちゃダメだよ?」
ご主人様がそう言うと、
『は〜い!』
二匹は声を揃えて元気に返事をしました。
そしてお花畑の中に座って、たくさんのお花を摘みます。
「これで作れるね」
「うん!」

空が赤く染まる頃、なかなか帰ってこない二匹にご主人様は心配そう。
方向音痴な二匹です。
迷子になってしまったのかもしれません。
ご主人様が探しに行こうかと思った時、やっとシルヴィとクマタンが帰ってきました。
大切そうに何かを抱えています。

「じゃーん!」
「僕達が作ったんだよ!!」
それは二人には大きな大きなお花の冠でした。
大好きなご主人様の為に、一生懸命作ったのです。
「はい!」
「プレゼント!!」
それは所々崩れてしまっていましたが、ご主人様は嬉しそうに笑いました。

お家に帰ったクマタンとシルヴィは疲れてグッスリ眠っています。
並んで眠る二匹の隣には、お花の冠が大切そうに置かれていました。


END


ルナちゃん宛ての小説だったんですけど、ルナちゃん経由でご本人様に公開承諾いただきました。ありがとうございます(^O^)/ 可愛いイラストつきで♪ これでしるくまコンプリート(笑)
こんな二匹に作って貰ったら、愛が枯れないようにドライフラワーにして飾っちゃいます!
もーなんでこんなに可愛いかなぁ!


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